コラムCOLUMUN
2024.01.31
「太陽の塔」(内部公開)に行ってきました
皆様こんにちは。
タワーシリーズ第2弾(?)ということで、大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」の内部公開に行ってきました。
1970年の大阪万博閉会後、塔内部は限定公開などを除き非公開でしたが、耐震補強工事等を経て2018年より一般公開が始まりました。
入館は前日までの事前予約制ですが、予約に空きがある場合に限り当日券の販売も行なっているそうです。
以前、一般公開が始まったころに予約を取ろうとしましたが、数か月先まで空きがなく。
「太陽の塔」の人気を痛感しつつ、今回友人に誘われてようやく行くことができました。
入館するとまず、故・岡本太郎さんが描いた「太陽の塔」の構想スケッチが時系列に展示されています。
現在の塔のデザインになる過程を見ることができ、どこかユーモラスで人間味を感じる塔のスケッチに、思わず見入ってしまいました。
その後、復元された「地底の太陽」などを鑑賞し、いよいよ「生命の樹」ゾーンへ。
目に飛び込んできたのは、真っ赤な壁と上へ上へと伸びる巨大な「生命の樹」。
圧倒的な迫力と美しさ、力強いエネルギーを感じます。
この樹は高さ約41mあり、1本の樹から躍動感あふれる枝があちこちに伸びていて、アメーバからクロマニョン人まで、生命の進化をたどる生物たちのオブジェが幹や枝などに配置されています。
一体ずつオブジェを見てみると目がくりくりとして可愛らしかったです。
階段を登りながらオブジェを見ていたら、いつの間にか「太陽の塔」の腕のところまで来ていました。
腕の中は空洞になっており、右腕は万博当時エスカレーターが設置され、腕の先端から「大屋根」に出られるようになっていたそうです。
現在、右腕のエスカレーターは撤去されていますが、左腕は当時の避難階段がそのまま残されています。
腕の中が通路になっていたとは驚きましたが、エスカレーターで腕の先端まで行ってみたかったです。
当時の太陽の塔に入館できた方が羨ましい。
その後は、同じ万博記念公園内の「EXPO’70 パビリオン」に行きました。
こちらは万博当時「鉄鋼館」だった建物を利用した万博の記念館です。
初代太陽の塔の顔(塔頂部の「黄金の顔」)が展示されています。
近くで見るとかなり大きく、やはり迫力がありました。
また、個人的には、万博当時の各パビリオンのスタッフが着用していた制服の展示スペースがあり、60、70年代のファッションを反映しているようでとても興味深かったです。
当時の万博は生まれる前で行ったことはありませんが、懐かしさと新鮮さが入り混じる不思議な感覚になりました。
よろしければ足を運んでみてはいかがでしょうか。
著者情報
京都駅前事務所事務局